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お一人様Misskeyサーバー構築メモ (2025)

約2ヶ月ぐらい、お一人様Misskeyサーバーのりぱぶーるを運用しています。

サービスのインフラとかについてまとめてみます。

インフラ#

アーキテクチャ

VPS#

Conohaの1GBサーバーを契約しています。

リバースプロキシ、Misskey本体、DB(Postgres)、インメモリDB(Redis)を全て1つのVPSで稼働させています。 小規模なお一人様用途ならこれでもそれなりに稼働します。ちゃんと運用するなら分散させるべきでしょう。

オブジェクトストレージ#

画像ファイルなどを置いておくための外部ストレージです。

現在はCloudflare R2を使っています。 R2-インターネット間の通信料金が無料なのが嬉しみポイントです。

CDN・DNS#

CloudflareのDNSを使ってリクエストをキャッシュしています。無料プランです。

稼働コンテナ群#

必要なソフトウェアは全てコンテナとして稼働できるようにしています。

compose.ymlなどを置いているリポジトリはこちらです。READMEを読んで設定すればセットアップできるようになっています(多分…)。

riper1820
/
misskey-composer
Description not set
NaN
NaN
0K
undefined

リバースプロキシ(nginx)#

リバースプロキシ

インターネット-Misskey間のリバースプロキシに加えて、インターネット-R2間のリバースプロキシも起動しています。

オブジェクトストレージに関わらず、見かけ上はmi-media.riperbool.comにアクセスすることでメディアを取得できます。

将来的に別のオブジェクトストレージに変更してもURLは不変です。また、メディアを全てCDN上に載せることができます。

(参考: Misskeyのサーバを設置する(v11系) - noellabo’s tech blog「オブジェクトストレージにnginxでプロキシ接続」)

Misskey本体#

Docker Hubから利用できるイメージをそのまま使用しています。

Docker Composeを使ったMisskey構築 | Misskey Hubとは異なり、手動イメージビルドはしていません。

DB(Postgres)#

Dockerオフィシャルイメージをそのまま使用しています。

インメモリDB(Redis)#

Dockerオフィシャルイメージをそのまま使用しています。

certbot#

Let’s encryptの証明書を定期的に更新するだけのコンテナです。

お値段#

Cloudflare関係は無料プランのまま使えているので、費用が発生しているのはドメイン代とVPS代です。

1年契約の場合の料金をまとめてみます(2025年4月30日現在の情報)。

項目料金 (1年, 円)料金 (1ヶ月換算, 円)
ドメイン更新費 (お名前.com .comドメイン)1,408117
VPS (Conoha 1GB 1年契約)6,096508
合計7,504625

自称Xのプレミアムプラン (年額10,280円、1ヶ月換算857円)より安い料金で自鯖を持つことができます。みんな自鯖を持とうね。

(これに加えてMisskeyへの支援もチョットダケしています)